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実はかなり闇が深かった永沢くん
みなさんはちびまる子ちゃんに出てくるこの玉ねぎ頭を知っているだろうか。
永沢君男である。
日本人なら誰もが一度は見たことであろう永沢君。
みなさんの永沢君の印象はどんなものだろうか。
- 藤木くんと一緒にいる
- いつも憎まれ口を叩いている
- 玉ねぎ頭
とこんな感じであると思う。
今回は私がこの永沢君に焦点を当てた話の
ちびまる子ちゃん第116話
「永沢くんの家 火事になる」を見た感想を書いて行こうと思う。
まずこのタイトルを聞いて
「え!永沢君の家って火事になったの!?」
と思う人が意外といるんじゃないかと思う。
僕自身はこの設定は知っていたが実際に永沢君の家が火事になる話は見たことがなかった。
そう永沢くんは実は大火事の被害にあっているのだ。
あらすじ
永沢くん「ぼくんち火事になっちゃったんだ...」
いきなり炎をバックに悲壮感漂う永沢くんが登場し物語は始まる。
時系列は春休み。いつも通りに昼寝してぼーっとしていたまる子。
するとといきなりそこから消防車のサイレンが聞こえてくる。
窓を見ていると近所の家から煙が出ていた。
火事を見て見に行ってみようと野次馬におじいちゃんを誘う。
まる子とおじいちゃんが現場に着くと
「うちの子がまだ中にいる」と永沢君のお母さんが叫んでいた。
泣きながら消防士に救出され家から出てくる永沢君
どうやら家族全員無事のようだ。
しかし永沢君。
「僕の家がぁ 僕の部屋がぁぁぁ ああああああああ僕の大切な本がああ
おばあちゃんからの手紙がぁぁ、、みんな燃えてなくなっちゃうよぉぉぉ うわーーーん」
と燃えている家を見て泣きじゃくる。
いつも覚めた雰囲気をしている彼がここまで感情的になるのは流石に可哀想である...。
そんな永沢君を見て感情移入し
思わず涙目になる まる子。
せっかく来たんだから励ましておいで というおじいちゃん
だが呆然とたちつくす永沢一家を見て
気の毒すぎて何も言えないまる子であった。
流石にこれは気の毒すぎて何も言えない..... レイプ目。
ここまでがAパート。
Bパートもあるが今回は割愛。
感想
僕はこの話を見るまで永沢というキャラクターはただの陰険な嫌なやつだと思っていた。
しかし8歳にして家が燃え自分自身の大切な物も焼け
自身も火事の家に一人取り残されるという死と隣り合わせの経験をしているのだ。
この経験は少年誌や青年誌では闇落ちレベルのものである。
設定ではもともと火事を経験する前は根暗かつ心優しい性格だったという。
この火事というトラウマが彼を毒舌かつ嫌味な憎まれ口を叩く性格に変えてしまったのだ。
僕はちびまる子ちゃんはほのぼのとしたものとして見ていたが
このようなほのぼのとした中に、たまにある鬼畜さが侮れないと感じた。
高校生になった頃から全く見なくなってしまったが
この設定を知った上で永沢君が登場する回、彼が吐く毒舌を聞くのは
より、作品を楽しめるのではないかと思った。
YouTubeにこのエピソードがアップロードされているので気になった人はぜひ見て欲しい。
ちびまる子ちゃん 116A「永沢君の家火事になる(前編)」 Chibi Maruko-chan ち
最後にさくらももこ先生のご冥福を心よりお祈りいたします。
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